3. デザインプロセス

これまでに開発されたmorphシリーズをベースとして、基本設計は北野共生システムプロジェクトの開発チームが行っています。この基本設計に対して、リーディング・エッジ・デザインは、スタイル上の提案だけでなく、同時にフレームの統合、モーターのモジュール化、新機構のアームなどを設計提案しました。これを受け、機構部品の実施設計および製作を、プロトタイプメーカーである株式会社日南が行いました。
電装部品の設計については、リーディング・エッジ・デザインが提案したイメージを基に、日南の設計部が基板のマウント、配線の取り回しなどを提案し、北野共生システム設計チームが、最終的な基板の設計製作を行っています。
今回のプロジェクトでは、3次元CADとラピッドプロトタイプシステムが重要な役割を果たしました。morph 3の精緻な部品の数々は、すべて3次元CADシステム上でデザインされ。そのデジタルデータに基づき、6面NC工作機や光造形など、最新のプロトタイピングシステムを駆使して一品生産しています。